しっくのん の塗り方
しっくのんを塗ってみよう
【1】 用意する道具
- ローラー
- 刷毛
- 養生テープ(マスキングテープ・マスカー)
- バケット
※アルミ製の道具はアルカリと 反応するため使用できません。
※ローラーは中毛の毛丈13mm、高粘度塗料用がお勧めです。
※ローラーは中毛の毛丈13mm、高粘度塗料用がお勧めです。
※凹凸の大きい下地には、長毛18mmか20mmがお勧めです。
【2】 下地処理
■塗料が付着すると困る部分は、マスキングテープ、マスカー(ビニールテープ付き養生テープ)、新聞紙で覆います。
■また、塗装面の汚れ(油分・手垢・ホコリなど)は、充分に落としてください。塗料が接着しにくくなったり、汚れが塗膜に浮き出てくる可能性があります。
※シーラー処理について
しっくのん、しっくのんAを塗装する場合、水性シーラーを塗布してからしっくのん、しっくのんAを塗装し
てください。直接下地に塗ると、吸込みムラ、塗膜剥離等の可能性が高くなります。
※希釈について
■基本的に無希釈で使用します。ただし、気象条件等で塗りにくいときは、1~2%の水で希釈してください。希釈しすぎると下地の隠蔽性が低下したり、色ムラの原因となりますので注意してください。
※酷暑や直射日光で塗料の乾燥が極端に早い場合。
※極寒時に塗料の粘性が高くなって塗りにくい場合。
※極寒時に塗料の粘性が高くなって塗りにくい場合。
境界部分をマスキング-1
境界部分をマスキング-2
【3】 塗 装
■下地が完全に乾燥しているか確認します。
■容器を開けしっかり底からかき混ぜます。(撹拌機、もしくはお菓子作りに使用するハンドミキサーを使用するとよく撹拌できます。)
■塗料をバケットに移します。
■ローラー、刷毛に付いた余分な塗料はバケットで落とします。
■先ず、ローラーの届かないところ(隅など)を刷毛で塗ります。
目地刷毛(あるいは筆)がお勧めです。
■刷毛を使用する部分は出来るだけ少なくし、なるべくローラーでギリギリまで塗り込んでいきます。
■ローラーで塗り伸ばす際は、力を入れて搾り出すような塗り方は避けて、軽く無理なく伸ばせる程度でOK
です。
塗り・刷毛
まず刷毛で隅の方を塗る
余分な塗料を落とす
壁にしっかり
塗り込んで下さい
隅の部分もできるだけ
ローラーで塗ります
*しっくのんは2回塗りで仕上げます。
(間隔は気象条件にもよりますが、吸水性の大きい下地では3時間以上、吸水性の小さい下地では6時間以上
(間隔は気象条件にもよりますが、吸水性の大きい下地では3時間以上、吸水性の小さい下地では6時間以上
取ってください。)
※上記写真は「しっくのん」を担当者宅のリビングのビニールクロスの上に塗った時のものです。
【4】 注意点
しっくのん、施工上の注意点
(詳しくは、しっくのんQ&Aをご覧下さい)
- 厚塗りはひび割れの原因となりますので控えてください。
- 重ね塗りをする場合は、下地が完全に乾燥しているのを確認してから施工してください。(気象条件等により異なりますが、石膏ボード等の吸水性の大きい下地では3時間以上、 合成樹脂ペイント・ビニールクロス等の吸水性の小さい下地では6時間以上間隔を空けて施工してください。)
- 使用後の道具は、使用後速やかに水で洗浄して下さい。塗料が付いたまま長時間放置すると、塗料が取れにくくなります。
しっくのん、安全・衛生上の注意点
- 作業をする際には十分に換気を行ってください。
- 施工の際には出来るだけ皮膚に触れないようにし、必要に応じて手袋・保護メガネ・保護マスク等を着用して下さい。
- 皮膚に付着した際には、水でよく洗い流し、痛みや外傷等が生じた場合には医師の診断を受けて下さい。
- 誤って目に入った場合は、速やかに大量の水でよく洗い流し、専門医の診断を受けて下さい。
- 誤飲しないよう注意してください。
- 凍結の恐れのある場所での保存・使用は避けて下さい。(凍結している下地に施工しますと、接着不良を起こす恐れがあります。)
- 保管するときは、容器が密閉されている事を確認し、子供の手の届かない場所に保管して下さい。